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2024.01.31|へその緒は母のものか、子のものか?
暮らし美人化計画ハウスキーピングSan 整理収納コンサルタントの里舘友子です。
絶賛終活中のご家庭では、しばしば「へその緒問題」に遭遇します。
すでに30代40代になった子の「へその緒」は、小さな桐箱の中で干からびています。それをまだ取っておこうか、それとも捨てようかと決断しかねる問題のことです。
へその緒を保管する風習は、江戸時代から始まったと言われています。
子供の魔除けやお守りになるから、
あるいは病気の時に薬になるから、
など、日本各地には様々な言い伝えや根拠のない迷信があって、調べてみると面白いものです。
現代のような医療がまだ発達していない時代ですから、健やかに成長して欲しいと願ってのことだったのでしょうね。
時代は変わっても子供の成長を願う親の気持ちは変わらなくて、いつまでもそばに置いておきたいのかもしれません。
そもそもへその緒は誰のものでしょう。
赤ちゃんの組織の一部だから子供のもの? そう思うなら子供に渡すと良いでしょう。
私はと言えば「出産した私のもの」と思っていたので記念に、わが子2人分をずっと保管していました。
今となっては「愛しいお守り」「子育ての励み」だったのだと思います。
2人とも無事に社会人になった時に、もう役割は終わったように感じて躊躇なく処分しました。
念のため、大人になった娘に「自分のへその緒、欲しい?」と聞いてみたら
「いらん」と即答でした(笑)。
終活でへその緒問題に迷ったら家族に相談してみてくださいね。
思いがけない昔話で盛り上がるかも知れません。
そうそう、最終的には母親の棺にいれるという地域もあるようです。
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